【開発日誌】Sound Recorderに映像合成機能を追加した理由

騒音の証拠として音声データを収集していたとき、
ふと思ったことがありました。

「音だけで、本当に伝わるのだろうか」


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きっかけは騒音調査会社の報告書への疑問

騒音調査会社に依頼したとき、
調査後に紙の報告書を受け取りました。

「この報告書が証拠として使えます」と説明を受けました。

しかし報告書を見たとき、素直に納得できませんでした。

疑問①:音質がわからない
報告書には音圧レベルの数値が記載されていました。
しかしその数値だけでは、
実際にどんな音だったのかが全くわかりません。
怒鳴り声なのか、物を叩く音なのか、
数値だけでは判断できないのです。

疑問②:本当に該当の部屋の音なのかわからない
報告書には調査場所の記載はありましたが、
「本当にその部屋から出た音を記録したものか」を
第三者が確認する手段がありませんでした。

疑問③:客観的な証拠になる要素が何もない
紙の報告書だけでは、
音質も発生源も視覚的に確認できません。
裁判では嘘をつくことは厳格に禁止されているため、
調査会社の報告書にも一定の証拠能力はあるかもしれない。
しかし、もっと決定的な証拠を
自分で簡単に記録できないかと感じました。

「音圧レベル・生音源・映像・日時が揃えば、
誰が見ても状況がわかる証拠になる」

そこから映像合成機能の開発を決めました。


既存の騒音調査ツールの限界

Sound Recorderはこれまで、
音圧レベルと生音源を同時に自動記録する
ツールとして開発してきました。

この機能だけでも、騒音調査会社に頼まずに
証拠を収集できるという点では十分でした。
実際に私自身がこのツールで証拠を収集し、
弁護士費用ゼロで明渡訴訟に勝訴しています。

しかし、使い続ける中で課題が見えてきました。

課題①:音だけでは状況が伝わりにくい
音圧レベルのデータは客観的ですが、
「どんな状況で発生したのか」が
データだけでは伝わりません。

課題②:マイクの切り替えが手間だった
複数のマイクを使い分けたい場合、
設定ファイルを直接編集する必要がありました。
GUIを搭載したものの、この部分だけ
使いにくさが残っていました。


映像合成機能の開発

映像合成機能の実装で最も苦労したのは、
映像と音圧レベルデータの「同期」でした。

音声の録音タイミングと
カメラの映像キャプチャタイミングを
正確に合わせなければ、
証拠として使える動画になりません。

処理の遅延・フレームレートの調整・
音圧レベルの表示位置など、
細かい部分の調整に時間がかかりましたが、
最終的に「映像+音圧レベル+日時」を
1つの動画に合成できるようになりました。


新機能でできること

① マイク選択の簡易化

設定画面から接続中のマイクを
一覧で確認・選択できるようになりました。
複数のマイクを使い分けたい場合も、
設定画面から即座に切り替え可能です。

② Webカメラ映像と騒音データの合成

パソコンに接続したWebカメラの映像に、
音圧レベルと計測結果情報を重ねた
証拠動画を自動生成できるようになりました。

「いつ・どんな状況で・何dBの騒音が発生したか」を
映像で視覚的に証明できます。


誰に使ってほしいか

このツールを使ってほしいのは、
以下のような状況にいる大家さん・管理会社の方です。

  • 騒音の証拠を取りたいが、
    調査会社に頼むと費用が高すぎる
  • 音声データだけでは証拠として不十分と感じている
  • 裁判や調停で状況を視覚的に説明したい
  • 長期間の自動記録で確実に証拠を残したい

リリースについて

現在最終調整中です。
もうしばらくお待ちください。

リリース時はこのブログとnoteでお知らせします。

▼ Sound Recorderの現行バージョンはこちら
https://pglandlord.stores.jp/items/641c08bd1d03e9002e1dd503

▼ 騒音トラブル対応マニュアルはこちら
https://pglandlord.stores.jp/items/62f8f29bb821562f639d9d6c

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